PLEK | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
世界最高水準の擦り合わせ技術により、楽器のポテンシャルを最大限発揮させるPLEK
リリーフと調整の概念 PLEKは、楽器のネック/指板上で起きている全てのことを数値化し、目に見える形で示してくれ、例えばバズの量は全て計算によって導きだしているものの、そこには、世界中で名の知れたリペアマンやミュージシャンがどうして来たか、という回答を付加したものが、楽器を最適化する為の方法論として提示されています。 ここで、最適な擦り合わせに関して考えなくてはならないことがいくつかあります。 a. 全ての楽器の指板はまっすぐではなく、実際に製作されてから時間の経過している楽器のネックには何らかの癖が必らず生じている。 b. 例え、同じ状態の同じ楽器があったとしても、ユーザーによって好まれる弦の材質やゲージは異なる。 c. ネックは反っているからこそ弦が振動するが、この反りの量は一定ではない。 d. ピッキングの強さや、タッチの加減によって弦の振幅量はもちろん、それに付随するネックの微細な動きは異なる。 e. ユーザーそれぞれにとって、ネックの反り具合の弦高の好みには差がある。 f. 全ての楽器が弾き手が望むセットアップを同じ形で受け入れることが可能とは限らない。 g. 弦を外すことによるネックの変化をどのように計算して、修理を行うか? PLEKは、弦を張った状態で、楽器に起きている全ての事象をデータ化するため、それらの条件に対するベストな擦り合わせを行いますので、例えば、ネックに癖が出ていたりする場合や、変則チューニングでも、一切の問題なく、最適な状態を創出することが可能になっています。 まっすぐなネックに対して、フレットの頂点で直線を出すという調整をすることは機械ですから決して難しくありませんが、バズ(ビビリ)の量は、ネックのリリーフ(反りの)によって決定される為、表面的に完全な状態ではあっても、バズの回避という点では、依然として楽器、ならびに弾き手にとっては不完全なものとなります。 その為、PLEKでは、それぞれの弦ごとに最適なクリアランスを検出し、実際にそれぞれのフレットの高さを微妙に変化させつつ調整していきますが、これは人の手で行おうとすると気の遠くなる、膨大な時間と労力が必要でしょう。 ![]() PLEKでは一体何ができるのか? PLEK SCAN : PLEKの最大の特徴の一つがこのスキャン機能です。 PLEKは、主に以下のようなことを計測します。 1. Neck、およびTruss Rodの状態 2. Fretの高さと形状 3. Neckのリリーフ(反り)の具合 4. バズ(ビビリ)の発生量 5. ナット、およびブリッジサドルの高さ 6. フレット位置、フレット浮きなどの異常 7. スケール、および弦間 8. 張られている弦の振幅量 9. 弦の振動によって生じるネックへの変化 PLEKをアメリカで始めて導入した、アメリカで最も名高いリペアマンの一人である、Joe Flaser氏が、すでに広く知られた技術をもっているにも関わらず大きな投資を行った大きな理由にこのPLEKのスキャン機能の存在をあげていますが、まさにその通りで、仮にPLEKに擦り合わせの機能がなかったとしても、ネックとフレットの状態をきわめて正確に把握できることは、修理作業においてこれ以上に強力な武器はありません。 フレットの擦り合わせの主な理由は、指板/ネックの状態悪化や、フレットの摩耗によって生じる不必要なバズの除去と、快適なプレイアビリティの確保、その楽器が本来持ちうるポテンシャルの解放にあるわけですが、その為にどうするべきか、またユーザーの意見を取り込んだ上での適切な対処方法は何か、という疑問に対する回答が一切の疑いなく明示されるという状態を想像してみてください。 ![]() THE VIRTUAL FRET DRESS : PLEKの次の大きな特徴がこのVirtual Fret Dressです。 スキャンによって検出された様々な情報を統合し、どうすればバズを取り除くことができるのか、また、どの程度擦り合わせを行う必要があるかを、実際の作業前に決定することができます。 この機能によって、例えば、人間の手による擦り合わせでは、そのリペアマンの感覚と経験にゆだねられるフレットを削る量、場所などを、全て数値で確実なものとして決定することができます。 通常のリペアショップでは、そのリペアマンの技量によってその内容が左右されるだけでなく、癖が出るため、ユーザーの理想と合致しない場合も出てくる可能性があります。 しかしPLEKによる作業は、ユーザーの理想とする弦高を基準にベストな設定と擦り合わせを行うため、その内容は確実にユーザーの理想の延長にあるものとなるだけでなく、ユーザーもリペアマンと一緒に目で見ることができます。 PROCESSING : 上記のVirtual Fret Dressによって、作業の内容を決めたあとは、実際の擦り合わせ作業に入ります。 PLEKでは、事前に決定した通りの作業を正確かつ、短時間で行っていきますが(約7-8分で終了します)、その作業内容にも従来の人の手によるものと大きな違いがあります。 それは、今までであれば、余裕を持たせた調整ということを考えると、本来削り取ってしまう必要の無いフレットまで削る必要がありましたが、PLEKでは、弾き手にとってのフレットは、コストそのもの、言うなればFret = Moneyとの考えに基づき、削減量を最大限抑えることが可能になっています。 このことは、フレットの寿命を飛躍的にのばすことになり、結果として楽器自体への悪影響をも排除できます。 また、PLEKでは、擦り合わせのみならず、フレットの整形も同時に行ってくれる為、非常に均質で美しい仕上がりになります。 一般的には、擦り合わせの作業では、Bolt-Onの楽器ではネックを取り外して行ったり、Set-NeckやNeck-thruの楽器では費用が高くなることもありますが、PLEKではそういったことも一切無く、弦を張った状態でどうあるのか?という情報を元に全ての作業を行っていきます。 ![]() Making Nut : Date Base : COST & TIME : 擦り合わせという修理作業自体にはそれほど時間はかからないものの、実際に弦を張った状態などを慎重にチェックしながら行うことを考えると、かなり時間がかかり、また預かり修理になってしまうということが一般的でした。 しかし、PLEKによって、フレットの削減量を飛躍的に減らし、また修理時間を大幅に短縮し、その作業内容は一縷の隙もない程正確なものとなり、今まで当たり前としていたものを大きく変えることに成功しました。 PLEKは構想から形になるまでの年月はかかっていますが、若い会社と言えます。しかし、すでに十分な実績を作っていることは間違い無く、それはPLEKを一度でも楽器に施していただければ PERFORMANCE : PLEK(弊社で導入しているPLEK STATION)による作業の手順と必要時間の目安です(楽器の形状や状態、希望のセットアップによって、時間の方は前後いたします)。
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